白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】
「おっ!いよ、いよ、桧山も動き出した訳か?」
瑛莉が茶化すようにはニヤニヤして、ジョッキのビールをあおる。
「瑛莉もからかわないで!ほら、飲み過ぎだよ。もう、次はウーロン茶にしなさい。」
そう言って、ジョッキを取り上げ、ウーロン茶を渡す。
「あ〜あ、もっと飲む〜。だいたいね、法子、アンタが鈍感なだけ!桧山は、もうずーとアンタしか見てないじゃん!」
「はあ?何言ってるの?今までだって桧山には彼女がいたじゃない。それに、そんなこと言われたことないし・・・。」
せめて、好きと言われたら考えたかな?
イヤ、ぜんぜんそういう対象で見てないし。
桧山はコレまで大切にしている彼女がいたはず。
その後だって短いながら1~2人は付き合っていたじゃないか!
私の事を思っているなら、そんな事にはならないはず。
もしそうなら、好きな人がいるのに他の子と付き合えるそんな男子は私は嫌だ。
「それは、アンタが初恋を拗らせているから、周りに目を向けてなかったんじゃん。」
長い事、拗らせた自覚はある・・・。
「・・・これからは、他の人に目をむける。だから瑛莉の誘う合コンにも行くから。声かけてよ。」
「え!そうなの?よしよし、行こう!実はさ、明後日サポート部からの持ち込みの合コンがあってさ〜。この時期じゃん、みんな忙しくて人数集まんなかったんだよ。助かるわ〜。明後日、予定しておいてね。」
桧山の話しはまるでなかったかのように、喜び出す瑛莉はスマホを出し、誰かに連絡を始める。
サポート部とは、簡単に言えば、社内用の派遣の部署。
忙しい課に必要な期間だけお助けに入る、そこそこのスキルを身につけた女子の多い部。
数日から長くて3ヶ月。
それ以上になる時は人事移動としてサポート部ではなくちゃんとした辞令がくだる。
瑛莉の合コン仲間がそこにいたとは・・・人事部だけあって瑛莉は顔が広い。
瑛莉が茶化すようにはニヤニヤして、ジョッキのビールをあおる。
「瑛莉もからかわないで!ほら、飲み過ぎだよ。もう、次はウーロン茶にしなさい。」
そう言って、ジョッキを取り上げ、ウーロン茶を渡す。
「あ〜あ、もっと飲む〜。だいたいね、法子、アンタが鈍感なだけ!桧山は、もうずーとアンタしか見てないじゃん!」
「はあ?何言ってるの?今までだって桧山には彼女がいたじゃない。それに、そんなこと言われたことないし・・・。」
せめて、好きと言われたら考えたかな?
イヤ、ぜんぜんそういう対象で見てないし。
桧山はコレまで大切にしている彼女がいたはず。
その後だって短いながら1~2人は付き合っていたじゃないか!
私の事を思っているなら、そんな事にはならないはず。
もしそうなら、好きな人がいるのに他の子と付き合えるそんな男子は私は嫌だ。
「それは、アンタが初恋を拗らせているから、周りに目を向けてなかったんじゃん。」
長い事、拗らせた自覚はある・・・。
「・・・これからは、他の人に目をむける。だから瑛莉の誘う合コンにも行くから。声かけてよ。」
「え!そうなの?よしよし、行こう!実はさ、明後日サポート部からの持ち込みの合コンがあってさ〜。この時期じゃん、みんな忙しくて人数集まんなかったんだよ。助かるわ〜。明後日、予定しておいてね。」
桧山の話しはまるでなかったかのように、喜び出す瑛莉はスマホを出し、誰かに連絡を始める。
サポート部とは、簡単に言えば、社内用の派遣の部署。
忙しい課に必要な期間だけお助けに入る、そこそこのスキルを身につけた女子の多い部。
数日から長くて3ヶ月。
それ以上になる時は人事移動としてサポート部ではなくちゃんとした辞令がくだる。
瑛莉の合コン仲間がそこにいたとは・・・人事部だけあって瑛莉は顔が広い。