白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】
「本当の方ね。・・・前に1度会って話したみたいだよ。お袋さんは、阿川に教えなかったみたいだけど、阿川を未婚で生んだ理由。親父さん、アイツのお袋さんの事は、それなりに好きだったみたいだけど、結局1番ではなかったんだって。アイツにとって法子ちゃんは1番だけど、それ以外の女はそうじゃない。まるで自分のお袋さんみたいに寂しい思いをさせている、て気付いたらしいよ・・・。そう思って、君以外の女と付き合うのは辞めると言い始めて、すぐにこの展開!お兄さんは驚いたねえ。」
本当のお父さん、いるんだ・・・。
ゆう君が生まれてきたんだから、当たり前なんだけど、なんとなくいないと思っていた。
1度も触れたことの無い、ゆう君の本当のお父さんの話し。
望さんの過去。
ママたちは知っているのかな?
自分が知っていいことだったのかな?
でも、少し気になる・・・。
「でも、コレで納まる所に納まったわけだから、めでたしめでたしだよ。友人としては最高に嬉しい。そういう、幸せをお兄さんにも分けて!」
私の不安には全く気付かない八島さん。
この明るさにゆう君も助けられてきたんだろうなあ。
「・・・分けるって、どうやってですか?」
そこは相談なんだけどさあ、と八島さんはニヤニヤしながら話を続けた。
「結婚式では、法子ちゃんの会社の女子もたくさん呼ぶんでしょ?その近くに俺の席を確保してよ~。友達の結婚式とかその2次会って、合コンよりいい出会いがあるんだよ。ッ、イテ!!」
八島さんが、突然、頭を引っ込めた。
何か頭に衝撃があったみたい。
「お前は何、仕事サボってるんだよ。・・・また、ノリに余計な事を吹き込んでるんだろ?」
A4のクリアファイルに入っている資料を鞄に押しこめながら、ゆう君は眉を寄せ八島さんを睨んでいた。
「ゆう君!お仕事、お疲れ様でした。」
ゆう君の顔を見れただけでこんなに嬉しいなんて、やっぱり私ってゆう君の飼い犬だわ。
私のお尻にブンブン振り回している尻尾が見えてるはずだ。
「・・・ああ。」
不機嫌そうに私の横に座るゆう君。
私はただただ嬉しいから頬が緩む。
「王子様も来た事だし、俺はもう行くね。法子ちゃん、じゃあ結婚式で!」
「はい。失礼します。」
軽くを手を上げて去っていく八島さん。
意外と私が退屈しないように相手になっていてくれたのかな。
本当のお父さん、いるんだ・・・。
ゆう君が生まれてきたんだから、当たり前なんだけど、なんとなくいないと思っていた。
1度も触れたことの無い、ゆう君の本当のお父さんの話し。
望さんの過去。
ママたちは知っているのかな?
自分が知っていいことだったのかな?
でも、少し気になる・・・。
「でも、コレで納まる所に納まったわけだから、めでたしめでたしだよ。友人としては最高に嬉しい。そういう、幸せをお兄さんにも分けて!」
私の不安には全く気付かない八島さん。
この明るさにゆう君も助けられてきたんだろうなあ。
「・・・分けるって、どうやってですか?」
そこは相談なんだけどさあ、と八島さんはニヤニヤしながら話を続けた。
「結婚式では、法子ちゃんの会社の女子もたくさん呼ぶんでしょ?その近くに俺の席を確保してよ~。友達の結婚式とかその2次会って、合コンよりいい出会いがあるんだよ。ッ、イテ!!」
八島さんが、突然、頭を引っ込めた。
何か頭に衝撃があったみたい。
「お前は何、仕事サボってるんだよ。・・・また、ノリに余計な事を吹き込んでるんだろ?」
A4のクリアファイルに入っている資料を鞄に押しこめながら、ゆう君は眉を寄せ八島さんを睨んでいた。
「ゆう君!お仕事、お疲れ様でした。」
ゆう君の顔を見れただけでこんなに嬉しいなんて、やっぱり私ってゆう君の飼い犬だわ。
私のお尻にブンブン振り回している尻尾が見えてるはずだ。
「・・・ああ。」
不機嫌そうに私の横に座るゆう君。
私はただただ嬉しいから頬が緩む。
「王子様も来た事だし、俺はもう行くね。法子ちゃん、じゃあ結婚式で!」
「はい。失礼します。」
軽くを手を上げて去っていく八島さん。
意外と私が退屈しないように相手になっていてくれたのかな。