白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】
ママとゆう君はアプリを使って連絡を取り合っている。
私が学校を休んでいる事をママから聞いたゆう君が、大好きなゼリーを持ってお見舞いに来てくれた。
ゆう君の顔を見たら、また涙が自然にでた。
毛布で包みながらゆう君が抱きしめてくれた。
「身体、まだ熱いなあ。貰った薬じゃきかなかったか?・・・オレはまだ学生だから、処方箋出してやれなくて悪いなあ。・・・でも、しばらくギュッとしないうちに、こんなに背が伸びていたんだなあ。こんなことしたら、セクハラか?」
クスクス笑いながら言うゆう君に無言で首を振る。
イヤだと思ってないから、セクハラじゃない。
もっと、ギュッとしていてほしいよ・・・いえないけど。
その日は、ずーと寝るまで側にいてくれると言うから、ゆう君に張り付いて離れなかった。
あの人と付き合っていたって、ゆう君は私の所に来てこうやって抱きしめてくれる。
自分はゆう君の特別なんだと思った。
でも、あの人みたいに付き合ったりできる女の子にはなれないんだと思った・・・。
好きだよ、ゆう君。
1日遅れを取ったけど、私だって、心の中で何度も告白をした。