白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】

何度も、何度も短く重なる唇。

ゆう君も私もお互いに求め合う。

頭の後ろにあるゆう君の手に力が入り、今度は離れる事を許さないとばかりに深くなる唇のふれ合い。

息ができなくて苦しくても、ゆう君についていこうとする私。

それを気遣うように、時々、唇をずらして、私の呼吸を助けてくれるゆう君。

気がつけば、2人重なるようにソファに身を沈めていた。

ゆう君の手が、隅々までくまなく私を撫でる。

捲れ上がる服に羞恥心はあるものの、その先を願う自分が勝つ。

この行為に興味がある。

自分だってそんな年頃だ。

でも、それだけじゃない。

好きな人が相手だから。

好きな人じゃなきゃイヤだ。



ゆう君じゃなきゃ・・・。

そして、伝えたい!



ゆう君も私の気持ちにずーと気付いていただろうけど、お互い口にしなかった事。

今は、とても言葉を言うほどの余裕はない・・・。

終わったら、この事が終わったら、ちゃんと言おう。





『ゆう君が好きです。』て。






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