白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】
「遅れたけど、誕生日おめでとう。」
ゆう君はそう言ってテーブルにあのジュエリーショップのロゴが入ったショップ・バッグを置いた。
「ありがとう・・・開けてみようかな。」
そう言ってゆう君を見れば、静かに頷いてくれた。
バッグの中には、リボンがかかる小さな箱が入っていた。
リボンと包み紙を外し、小箱を開けると、黒いジュエリーボックスがお決まりのように入っていた。
パカっと音が聞こえるみたいにボックスの蓋を開ける。
あのショップで見たときと同じように、小さいハート型の青いブルートパーズを囲んで、透明の小さな石がいくつも並んでいる指輪が入っていた。
摘んでリングの裏を見れば、『FROM YURI(悠理)』の文字が見える。
それだけで頬が緩む。
「・・・付けてやろうか?」
「え?」
指輪に集中していて、不意に聞こえたゆう君の言葉が理解できなかった。
ぼーとしている私を置き去りして、ゆう君が席を立って私のすぐ側に来た。
指輪がゆう君の指に摘み取られる。
そして、ショップの時と同じように私の左手がゆう君の掌にのせられて・・・。
ゆっくりと私の左手の薬指にゆう君の名前が刻まれた指輪が納まる。
ゆう君はそう言ってテーブルにあのジュエリーショップのロゴが入ったショップ・バッグを置いた。
「ありがとう・・・開けてみようかな。」
そう言ってゆう君を見れば、静かに頷いてくれた。
バッグの中には、リボンがかかる小さな箱が入っていた。
リボンと包み紙を外し、小箱を開けると、黒いジュエリーボックスがお決まりのように入っていた。
パカっと音が聞こえるみたいにボックスの蓋を開ける。
あのショップで見たときと同じように、小さいハート型の青いブルートパーズを囲んで、透明の小さな石がいくつも並んでいる指輪が入っていた。
摘んでリングの裏を見れば、『FROM YURI(悠理)』の文字が見える。
それだけで頬が緩む。
「・・・付けてやろうか?」
「え?」
指輪に集中していて、不意に聞こえたゆう君の言葉が理解できなかった。
ぼーとしている私を置き去りして、ゆう君が席を立って私のすぐ側に来た。
指輪がゆう君の指に摘み取られる。
そして、ショップの時と同じように私の左手がゆう君の掌にのせられて・・・。
ゆっくりと私の左手の薬指にゆう君の名前が刻まれた指輪が納まる。