白衣の王子様の恋愛感 【番外編12月7日up】
9
ゆう君は相変わらず忙しく、なかなか会う事ができなかった。
会えないことで、時間が少しずつ心の整理を付けていけた事は、私にとってよかった。
電話で話してから1週間が過ぎる、平日の夜に私たちの住む最寄り駅でもある都川大学前駅のカフェで待ち合わせをした。
ここは、カウンター以外、テーブルごとに仕切りがある区切られたカフェ。
大きな声を話せば、もちろん隣りに聞こえてしまうが、普通の会話の音量なら内容まで聞き取れない半個室。
ちゃんとゆう君の話を聞きたいと思ったから、ここを選んだ。
ゆう君は仕事のせいで、1時間遅れて20時ころカフェに来た。
「待たせて、悪い。」
「大丈夫だよ。」
注文を取りにきた、カフェのスタッフの人にコーヒーをお願いするゆう君。
たった、それだけなのに、私の好きな人はすごくカッコイイ。
ちゃんと目に焼き付けておこう。
「・・・いろいろ、考えちゃった。どうして、ゆう君はあんな嘘をママたちに付いたのかって。」
時間があったから私なりに考えてみた。
今までのいろいろな事を振り返って。
自分の気持ちだけでなく、ちゃんとゆう君の事も、ママたちの事も。
「私は、ゆう君・・・阿川悠理さん、あなたが好きです。」
人生初めての告白。
これをしないと、先に進めない気がした。
会えないことで、時間が少しずつ心の整理を付けていけた事は、私にとってよかった。
電話で話してから1週間が過ぎる、平日の夜に私たちの住む最寄り駅でもある都川大学前駅のカフェで待ち合わせをした。
ここは、カウンター以外、テーブルごとに仕切りがある区切られたカフェ。
大きな声を話せば、もちろん隣りに聞こえてしまうが、普通の会話の音量なら内容まで聞き取れない半個室。
ちゃんとゆう君の話を聞きたいと思ったから、ここを選んだ。
ゆう君は仕事のせいで、1時間遅れて20時ころカフェに来た。
「待たせて、悪い。」
「大丈夫だよ。」
注文を取りにきた、カフェのスタッフの人にコーヒーをお願いするゆう君。
たった、それだけなのに、私の好きな人はすごくカッコイイ。
ちゃんと目に焼き付けておこう。
「・・・いろいろ、考えちゃった。どうして、ゆう君はあんな嘘をママたちに付いたのかって。」
時間があったから私なりに考えてみた。
今までのいろいろな事を振り返って。
自分の気持ちだけでなく、ちゃんとゆう君の事も、ママたちの事も。
「私は、ゆう君・・・阿川悠理さん、あなたが好きです。」
人生初めての告白。
これをしないと、先に進めない気がした。