鏡の中のキミへ

「僕は、何にもしていないですよ。」

何もしないで、生徒から信頼されるの羨ましい。


「大丈夫ですよ。それぞれ個人の差は必ずあります。先生は先生なりに頑張ったらいいんじゃないですか。」


なんか励まされたな。でも、嬉しい！私も桜田先生を見習わなくちゃ！

「ありがとうございます。頑張ります。」


この人と一緒にいるとなんか落ち着く。
って、何考えてるんだろう私。仕事仕事！


そうして私は胸に何かちくりとするものがうずくまっていた。