鏡の中のキミへ
「お母さん、もう学校行くからね。」

「はいはーい。行ってらっしゃい。」

「行ってきまーす。」


私は、重い足取りで、自分の職場とする、
七の森中学校へ向かっていた。



七の森中学校へは私の家から、徒歩圏内だ。


あーぁ。今日も学校か。学生時代は、毎日が 楽しかったのにな。



教員免許取れたのはいいけど、中学校生は、みんな思春期で、反抗的だし。まだ教師生活2年目だけど先が思いやられる。



他の先生たちは、壁を作ってなかなか喋れないし……



本当に毎日が憂鬱だ。



私は、そんなマイナス思考ばかり考え、自分が生きていることに疑問を持っていた。









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