鏡の中のキミへ
次の授業は入ってないから、職員室で採点の続きをしないと。


「先生、次授業ないんですか?」


「あっ、桜田先生。挨拶が遅れてしまいすいません。」


「いえ、大丈夫ですよ。」


「桜田先生は、次授業ないんですか?」


「はい。ないので大丈夫ですよ。」


私たちは二人で、職員室へと歩いて行った。
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