極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
私の一コ下の後輩、立花美希が羨ましそうにブーケに視線を向ける。
毛先がカールしたボブに、目はクッキリ二重で少しふっくらした唇。
小悪魔チックな雰囲気を醸している彼女は、専務担当。
いつもバッチリメイクでファッションにしか興味なさそうに見えるが、仕事はキッチリこなす。
「ハハッ、今彼氏もいないけどね」
苦笑いすると、美希ちゃんは強い口調で言った。
「先輩、私達アラサーなんですからね。呑気に笑ってる場合じゃないですよ。婚活しないと」
「婚活……ねえ。なんか面倒だな。そういうの。見合いの話はちょくちょくあるけど」
「え?藤宮さん、お見合いしたんですか?」
片桐君が目を見開いて驚きの声を上げる。
「いや、してないけど、実家の親がよく見合いしろって写真送ってくるのよね」
悩ましげに答えると、美希ちゃんは興味津々といった様子で聞いてくる。
毛先がカールしたボブに、目はクッキリ二重で少しふっくらした唇。
小悪魔チックな雰囲気を醸している彼女は、専務担当。
いつもバッチリメイクでファッションにしか興味なさそうに見えるが、仕事はキッチリこなす。
「ハハッ、今彼氏もいないけどね」
苦笑いすると、美希ちゃんは強い口調で言った。
「先輩、私達アラサーなんですからね。呑気に笑ってる場合じゃないですよ。婚活しないと」
「婚活……ねえ。なんか面倒だな。そういうの。見合いの話はちょくちょくあるけど」
「え?藤宮さん、お見合いしたんですか?」
片桐君が目を見開いて驚きの声を上げる。
「いや、してないけど、実家の親がよく見合いしろって写真送ってくるのよね」
悩ましげに答えると、美希ちゃんは興味津々といった様子で聞いてくる。