極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
彼女が自分の家にいることにホッとする。

あのアパートに住まわせておくのはちょっと心配だったし、このままここにいさせよう。

大家さんは見たところ八十くらいのおばあさんだった。

今日少し話したところでは、修繕するのには大金がいるし、入居者に徐々に退去してもらって、アパート経営をやめる方向で考えると言っていた。

俺も相談に乗ると大家さんに伝えたから、もうアパートの方は心配ないだろう。

あとは、柚月が俺のところに引っ越してくるようにするだけだ。

一緒に住めば、俺のことをもっと知って、お互いわかり合えると思う。

『女ったらし』とか言って俺に対する偏見が半端ないんだよな。

TAKANOに入社してから、三十までに結果を出そうと、がむしゃらにやって来た。

僧侶のように女と無縁の生活だったとは言わないが、女ったらしと言われるほど遊んでいない。
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