極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
キングサイズくらいありそうな大きなベッド。

部屋は十二畳くらいありそう。

ここには、月のパネルが飾られている。

本当に天体好きなんだな。

前園の寝室なのだろうか?

私が案内されたゲストルームとは違う。

今何時?

キョロキョロと時計を探すと、ベッドサイドに時計があって午前六時過ぎだった。

ここは確か新宿だから、もう少し寝てても大丈夫。

それにしても、二度も身体を重ねるって……もう何の言い訳も出来ない。

私……こいつのこと好きなのかな?

『もう高野の時みたいに心にストッパーかける必要なんてないんだ』

前園にそう言われて、心がふわっと楽になった感じがした。

でも、自分の気持ちを疑ってしまう。

だって……前園だよ。

女ったらしで、いつも私をおもちゃ代わりに弄る奴よ。

甘い言葉を囁かれてその気にさせられてるのかもしれない。
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