極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
「こ、こら何してるの!」

「姫をバスルームに運ぼうかと。時間がないし、俺も一緒にシャワー浴びる」

その衝撃発言に狼狽えずにはいられない。

「ちょ……私は後でいい」

動揺しまくりの私を見て前園はニヤリとした。

「遠慮するなよ」

「遠慮してなーい!」

暴れる私を抱き上げたままこいつはバスルームに向かう。

「本当無理だから〜!男の人とシャワーなんて浴びたことない!」

抵抗し続ける私に、前園は悪魔な顔で告げた。

「柚月、何事にも初めてはあるんだよ」



「今日はどこに出張?」

シャワーを浴びて朝食を食べた後、前園の車で会社にやって来た。
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