極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
「今日は……ありがと。前園が一緒じゃなかったら私……どうなってたかわからない。それでね……」

「それで、何?」

彼女と向き合い、先を促す。

「私……前園が好きだ」

曇りのない漆黒の瞳が俺を真っ直ぐに見つめている。

「そんな可愛いこと言われたら、もう自分を抑えられないな」

柚月の告白にカーッと身体が熱くなる。

彼女を抱き上げて自分のベッドに運ぶと、エアコンをつけてから自分もジャケットを脱いでベッドに上がる。
「前園?」

俺の行動に驚いて柚月は目を見開く。

「嫌だったら拒めよ。お前を抱きたい」

ネクタイを片手で外しながら、彼女の口を塞ぐ。

性急だと思ったが、自分でもこの衝動は止められない。

俺の中で何かがはじけて理性がぶっ飛んだ。

まるで獲物を捕らえた肉食動物のようだ。
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