極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
「マンションに行ったら?迷惑?」

え?怖いよ、その目。

なんでそんな怒るの?

ポカンとする私の頭を前園はコンと軽く叩く。

「何他人行儀なこと言ってんだよ。俺達結婚前提で付き合ってて、もう婚約してるようなもんだろ?」

「え?そうなの?」

キョトンとしながら確認したら、前園は盛大な溜め息をついた。

「この鈍感。俺の親父にだって嫁になる女って紹介したし、お前のお母さんにだって電話でだけどちゃんと挨拶しただろうが」

言われてみればそうだけど、はっきり結婚前提とか婚約したとか宣言はしていない。

「……ああ」

取りあえず頷いてみせたが、前園は気に入らなかったようでジトッと私を見据えた。

「何その反応の薄さ?お前がそんなだと俺も強硬手段取るけど」

「きょ……強硬手段手段って?」

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