極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
「お前と春田撮ってやるからスマホ貸せよ」

「ああ、ありがと」

素直にスマホを渡し、朱莉とポーズを取りながら写真を撮ってもらう。

そこへ一眼レフカメラを持った片桐君もやってきて、前園の肩をポンと叩いた。

「同期の四人で撮ってあげますよ」

「悪いな」

前園が片桐君に礼を言って、私の隣に並ぶ。

「先輩方笑って下さい!」

片桐君の声で、この日最高の笑顔で微笑む。

撮影が終わると、朱莉と高野に心から告げた。

「お幸せにね」
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