極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
2、ワインを飲み過ぎてはいけない
「柚月先輩、今日の夜空いてますか?」
会社でメールの処理をしていたら、美希ちゃんが午後の郵便物を仕分けしながら聞いてきた。
秘書課のメンバーは五人。
秘書室を入って手前の席が美希ちゃんで、その向かい側が私の席。
今、私と美希ちゃん以外のメンバーは離席中。
朱莉と高野の結婚式から早いもので一ヶ月経った。
以前は彼女と週二で外にランチを食べに行っていたが、今はずっと秘書室でお弁当を食べている。
それがもう当たり前になってきたが、まだ寂しさは感じる。
「社長を夕方送り出してしまえば何もないよ。いいお店でも見つけたの?」
パソコン画面から顔を上げれば、彼女はどこか企み顔で微笑んだ。
「はい。とってもいいお店見つけたんです」
その時、常務室から秘書室に戻ってきた片桐君が、私達の会話が聞こえたのか足を止めた。
会社でメールの処理をしていたら、美希ちゃんが午後の郵便物を仕分けしながら聞いてきた。
秘書課のメンバーは五人。
秘書室を入って手前の席が美希ちゃんで、その向かい側が私の席。
今、私と美希ちゃん以外のメンバーは離席中。
朱莉と高野の結婚式から早いもので一ヶ月経った。
以前は彼女と週二で外にランチを食べに行っていたが、今はずっと秘書室でお弁当を食べている。
それがもう当たり前になってきたが、まだ寂しさは感じる。
「社長を夕方送り出してしまえば何もないよ。いいお店でも見つけたの?」
パソコン画面から顔を上げれば、彼女はどこか企み顔で微笑んだ。
「はい。とってもいいお店見つけたんです」
その時、常務室から秘書室に戻ってきた片桐君が、私達の会話が聞こえたのか足を止めた。