極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
そう説明するこいつの左手にはゴールドの時計が光っている。
「全部って……お前、結婚資金とかちゃんと貯めてるのか?」
「まあ、そこそこですかね。前園さんも、昨日ブランド店の紙袋持ってましたね。あと、クマのぬいぐるみ買ってませんでした?」
牧の話にギョッとする。
……目敏い。
素早く買い物を済ませたつもりなのに、こいつに見られたとは思わなかった。
「まあ、彼女にな」
苦笑いしながら答えるが、それ以上の情報は与えない。
柚月がクマ好きとか言ったら、次の日には会社中に広まっているだろう。
もうひとつの買い物の方がもっと重要だったが、その中身は絶対に秘密だ。
「前園さんて意外に溺愛派なんですね。お土産買って帰るタイプに見えない」
大袈裟に驚いてみせる牧の言葉に小さく笑った。
「俺が一番驚いてるよ」
「全部って……お前、結婚資金とかちゃんと貯めてるのか?」
「まあ、そこそこですかね。前園さんも、昨日ブランド店の紙袋持ってましたね。あと、クマのぬいぐるみ買ってませんでした?」
牧の話にギョッとする。
……目敏い。
素早く買い物を済ませたつもりなのに、こいつに見られたとは思わなかった。
「まあ、彼女にな」
苦笑いしながら答えるが、それ以上の情報は与えない。
柚月がクマ好きとか言ったら、次の日には会社中に広まっているだろう。
もうひとつの買い物の方がもっと重要だったが、その中身は絶対に秘密だ。
「前園さんて意外に溺愛派なんですね。お土産買って帰るタイプに見えない」
大袈裟に驚いてみせる牧の言葉に小さく笑った。
「俺が一番驚いてるよ」