極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
相槌を打ちながらプリンを口に運ぶと、前の席にいる美希ちゃんがスプーンをマイク代わりにして片桐君に質問した。
「ぶっちゃけ、学生時代は前園さんと高野さんのどっちが学業とかスポーツ凄かった?」
片桐君はためらうことなく即答する。
「それは、前園さんですね」
「前園なんだ」
彼の返答を意外に思い、質問した美希ちゃんよりも早く反応してしまう私。
どっちもハイスペックだから順位はつけられないって言うかと思ったのに。
「文武両道で完璧で、おまけにあの容姿でしょう?みんな遠巻きに憧れてるっていうか、雲の上の存在として崇めていたというか……」
前園は神か……とツッコミたくなったが、それとなく高野のことも聞いてみる。
「じゃあ、高野は?」
「ぶっちゃけ、学生時代は前園さんと高野さんのどっちが学業とかスポーツ凄かった?」
片桐君はためらうことなく即答する。
「それは、前園さんですね」
「前園なんだ」
彼の返答を意外に思い、質問した美希ちゃんよりも早く反応してしまう私。
どっちもハイスペックだから順位はつけられないって言うかと思ったのに。
「文武両道で完璧で、おまけにあの容姿でしょう?みんな遠巻きに憧れてるっていうか、雲の上の存在として崇めていたというか……」
前園は神か……とツッコミたくなったが、それとなく高野のことも聞いてみる。
「じゃあ、高野は?」