極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
あっさりOKしたら、こいつは少し拍子抜けした顔をして笑った。

「もっとごねるかと思った」

「外堀埋められてるんだもん。逃げられない」

ハーッと軽く溜め息をつくと、健斗はキラリと目を光らせた。

「狙った獲物は逃さないよ」

その自信に満ちた瞳を見て、こいつには勝てないって思った。

「捕まえたんだから、もう離さないで」

少し我儘な態度で言うが、健斗は破顔した。

「離すわけないだろ。一生をかけて証明してやるよ」

その約束に胸がジーンとした。

『一生をかけて』……なんて普通はなかなか言えない。
結婚して、ふたりで同じ時間を過ごして……。

彼と未来を歩んでいくのが楽しみだ。

子供だって、健斗の子なら美形で可愛いだろうな。

「何ニヤニヤしてる?」

彼が面白そうに私を見ている。
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