極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
それがすごく親密な感じがして恥ずかしい。
ずっとうつむいていたら、エレベーターが一階に着いて、他の社員もひとり乗り込んで来た。
慌てて健斗と繋いだ手を外そうとしたが、彼はさらにギュッと握って入って来た社員に声をかけた。
「やあ、片桐。ちゃんとやってるのか?」
え?
顔をスッと上げれば確かに片桐君で、繋がれた私と健斗の手をじっと見ている。
「……婚約したんですね。おめでとうございます」
指輪を見たのか、片桐君はお祝いの言葉を口にする。
その顔は笑っていなかったけど、嬉しかった。
そのうち普通に話せるようになるといいな。
「ありがとう」
はにかみながら礼を言えば、横にいる健斗は私の腰に手を回して片桐君を挑発するような真似をする。
「もう俺のだから、二度と手を出すなよ」
そんな健斗を睨みつけ、片桐は憎らしげに言った。
ずっとうつむいていたら、エレベーターが一階に着いて、他の社員もひとり乗り込んで来た。
慌てて健斗と繋いだ手を外そうとしたが、彼はさらにギュッと握って入って来た社員に声をかけた。
「やあ、片桐。ちゃんとやってるのか?」
え?
顔をスッと上げれば確かに片桐君で、繋がれた私と健斗の手をじっと見ている。
「……婚約したんですね。おめでとうございます」
指輪を見たのか、片桐君はお祝いの言葉を口にする。
その顔は笑っていなかったけど、嬉しかった。
そのうち普通に話せるようになるといいな。
「ありがとう」
はにかみながら礼を言えば、横にいる健斗は私の腰に手を回して片桐君を挑発するような真似をする。
「もう俺のだから、二度と手を出すなよ」
そんな健斗を睨みつけ、片桐は憎らしげに言った。