極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
勝手なことを言いながら長襦袢を脱がそうとする彼を睨みつけ、言い返す。
「週末はずっとベッドの中だったじゃない!何言ってんの!」
「週末だけじゃ足りない」
そんな我儘を言って、こいつは私をベッドに押し倒した。
このまま流されたら、きっと朝までコースだ。
着付けの練習なんて出来ない。
「あっ、お腹空いてない?今夜は私が作……!?」
健斗の気をそらそうとしたが、彼に組み敷かれた。
「俺はお前に飢えてる。お前でしか満たされないんだから諦めろ」
極甘ボイスで囁くと、彼は私を味わうようにゆっくりと口づける。
これで堕ちない女はいないと思う。
「……狡い」
そのキスに陥落して恨み言を言えば、彼は悪魔のように口角を上げた。
「そんな格好して誘惑したお前が悪い」
何その言いがかり。
「え~、誘惑してな……んぐ!?」
否定しようとするが、口を塞がれそのまま彼に溺れていく。
熱くて甘い恋人の時間。
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