極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
振り返ると、高野が前園と目を合わせクスッと笑っている。
「次は前園か。社長も息つく間もないな」
「そうさせてるのは、あなた達よ」
笑顔でチクリと嫌味を言えば、高野は「相変わらず藤宮は厳しいな」と苦笑いして去っていった。
その後ろ姿を見送れば、前園の顔が至近距離で視界にいきなり入ってきて思わず声を上げる。
「うわっ!」
「俺の存在忘れてるだろ?で、社長室入っていいか?」
ニヤッとして確認してくるこいつに狼狽えながらコクッと頷いた。
「い、いいわよ」
「どうも」
フッと微笑すると、前園はノックをして社長室に入る。
バタンと社長室のドアが閉まってから気づいた。
あっ、コーヒーカップ下げるの忘れた!
まあ、いっか。
前園が退室したら片付けよう。
もういい加減、高野のことは意識しないようにしないとね。
「次は前園か。社長も息つく間もないな」
「そうさせてるのは、あなた達よ」
笑顔でチクリと嫌味を言えば、高野は「相変わらず藤宮は厳しいな」と苦笑いして去っていった。
その後ろ姿を見送れば、前園の顔が至近距離で視界にいきなり入ってきて思わず声を上げる。
「うわっ!」
「俺の存在忘れてるだろ?で、社長室入っていいか?」
ニヤッとして確認してくるこいつに狼狽えながらコクッと頷いた。
「い、いいわよ」
「どうも」
フッと微笑すると、前園はノックをして社長室に入る。
バタンと社長室のドアが閉まってから気づいた。
あっ、コーヒーカップ下げるの忘れた!
まあ、いっか。
前園が退室したら片付けよう。
もういい加減、高野のことは意識しないようにしないとね。