極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
前園にもっと文句を言ってやろうと思ったら、こいつの隣にいた営業部の牧君がニコニコ顔でワインを注いでくれた。
くせっ毛で目が少しタレ目の三枚目キャラ。
彼は前園の話だとお調子者のようだが、いつも元気で周りを明るくする。
「へえ〜、前園さんって高所恐怖症だったんですね。藤宮さん、飲んでもっと前園さんのこと教えて下さいよ」
「うふふ、牧君いい子だねえ。頭ヨシヨシしてあげる」
ワインをもらってご機嫌になった私は、椅子から立ち上がると牧君の頭を撫でた。
この年になると年下の男の子の後輩が可愛く思える。
「牧、そこでデレるな」
前園がギロッとひと睨みしたら、牧君は「はい、すみません」と軍曹に怒られた下士官のように背筋をピンと伸ばして謝った。
その様子がおかしくてみんな爆笑。
私もずっと笑いが止まらなかった。
くせっ毛で目が少しタレ目の三枚目キャラ。
彼は前園の話だとお調子者のようだが、いつも元気で周りを明るくする。
「へえ〜、前園さんって高所恐怖症だったんですね。藤宮さん、飲んでもっと前園さんのこと教えて下さいよ」
「うふふ、牧君いい子だねえ。頭ヨシヨシしてあげる」
ワインをもらってご機嫌になった私は、椅子から立ち上がると牧君の頭を撫でた。
この年になると年下の男の子の後輩が可愛く思える。
「牧、そこでデレるな」
前園がギロッとひと睨みしたら、牧君は「はい、すみません」と軍曹に怒られた下士官のように背筋をピンと伸ばして謝った。
その様子がおかしくてみんな爆笑。
私もずっと笑いが止まらなかった。