極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
今夜は部下で後輩の牧に合コンに誘われ、『藤宮が参加するなら出てもいい』と条件をつけた。
高野達は結婚したことだし、傷心の彼女をそろそろ落とそうと行動を起こしたのだが、良いワインを飲ませたのが裏目に出てしまったかもしれない。
酔うと俺に絡んで言うことは聞かないし、その気がないのに牧を可愛がるし、ハラハラした。
美人で姐御肌でさっぱりした性格の藤宮に憧れている男性社員はかなりいる。
秘書課にいる片桐もそうだ。
高校時代は喧嘩早くて、女にも見境なかったが、藤宮にすっかり飼い慣らされたのか、誰が見ても真面目な好青年になった。
ライバルが増えるのは面白くない。
「お前、そんなんだとずっと目が離せないんだけど」
呆れ顔で言えば、むにゃむにゃと寝言のように藤宮が呟いた。
「……煩い……前園」
高野達は結婚したことだし、傷心の彼女をそろそろ落とそうと行動を起こしたのだが、良いワインを飲ませたのが裏目に出てしまったかもしれない。
酔うと俺に絡んで言うことは聞かないし、その気がないのに牧を可愛がるし、ハラハラした。
美人で姐御肌でさっぱりした性格の藤宮に憧れている男性社員はかなりいる。
秘書課にいる片桐もそうだ。
高校時代は喧嘩早くて、女にも見境なかったが、藤宮にすっかり飼い慣らされたのか、誰が見ても真面目な好青年になった。
ライバルが増えるのは面白くない。
「お前、そんなんだとずっと目が離せないんだけど」
呆れ顔で言えば、むにゃむにゃと寝言のように藤宮が呟いた。
「……煩い……前園」