極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
突っ込みどころ満載の前園の発言に片眉を上げた。

「誰が情熱的な夜を過ごしたって?」

「俺と柚月」

こいつは満面の笑顔で答える。

「あのねえ、あんたと私じゃありえないでしょうが!それに、馴れ馴れしく下の名前で呼ばないで!」

呆れ顔で注意したら、前園はニヤリとして私の胸元に目を向けた。

「ふーん、じゃあなんで俺達は裸で同じベッドに寝てるのかな?」

「は……だ……か?」

そう言えば、なんか身体がスースーするし、前園の肌と触れ合っている。

彼の視線が気になって自分の着衣を確認すると、下着も何も身につけていなかった。

「ぎゃあ⁉︎」

色気のない悲鳴を上げ、布団を胸に当てて隠す。

「な、なんで……は、裸なの?」

激しく動揺して声が震えた。

そんな私を面白そうに眺めると、前園は私の身体を抱き締める。


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