極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
ぎこちなく返して、さっとシュシュを外した。
でも、片桐君は席に着きながらも、私の方を見ている。
その視線が痛かった。
お願い!
それ以上突っ込まないで。
「片桐君、なに柚月先輩に見とれてるの?仕事しなさいよ」
美希ちゃんが眉間にシワを寄せて注意すると、彼は彼女の言葉は否定せずに「はい」と短く返事をして机の上に溜まった書類の処理をする。
そのことにホッと胸を撫で下ろし業務をこなしていったが、お昼休みにフラッと秘書室にやって来た前園がとんでもない爆弾を投下した。
「藤宮、これ鍵」
私の机の上にコトンと置かれた鍵。
会議室や資料室の鍵をやり取りしている感じだが、その鍵には私がこよなく愛する『クマのマッキー』のキュートなキーホルダーがついている。
それを見て、目をひんむいた。
これは、うちの……鍵だ。
慌てて鍵を掴んでバッグに入れるが、美希ちゃんと片桐君にしっかりと見られてしまった。
でも、片桐君は席に着きながらも、私の方を見ている。
その視線が痛かった。
お願い!
それ以上突っ込まないで。
「片桐君、なに柚月先輩に見とれてるの?仕事しなさいよ」
美希ちゃんが眉間にシワを寄せて注意すると、彼は彼女の言葉は否定せずに「はい」と短く返事をして机の上に溜まった書類の処理をする。
そのことにホッと胸を撫で下ろし業務をこなしていったが、お昼休みにフラッと秘書室にやって来た前園がとんでもない爆弾を投下した。
「藤宮、これ鍵」
私の机の上にコトンと置かれた鍵。
会議室や資料室の鍵をやり取りしている感じだが、その鍵には私がこよなく愛する『クマのマッキー』のキュートなキーホルダーがついている。
それを見て、目をひんむいた。
これは、うちの……鍵だ。
慌てて鍵を掴んでバッグに入れるが、美希ちゃんと片桐君にしっかりと見られてしまった。