極上恋愛~エリート御曹司は狙った獲物を逃がさない~
それから営業部に戻ると、俺のいる島にはふたりしたいなかった。
営業部の人間は、大抵自分が担当する病院に行っている。
うちの商品の売り込みや納品した装置や器具の使用説明のためだ。
スタッフのように一日中病院にいることも珍しくない。
この仕事は病院の医師やスタッフと親しくなって信頼と情報を得ることが必要なのだ。
俺と午後から埼玉の病院に行くことになっている牧が俺に気づいて声をかけた。
「前園さん、なかなか戻らないから携帯にかけようかと思っていましたよ」
「ああ、悪い」
謝りながら自席に戻り、自社のカタログと見積書をカバンに入れる。
すると、牧の下についている白石さんが「前園さん、今日は私も埼玉ですか?」と聞いてきた。
うちの部の紅一点である彼女は、女性ながらの視点で気が利いて客先からの評判も上々。
営業部の人間は、大抵自分が担当する病院に行っている。
うちの商品の売り込みや納品した装置や器具の使用説明のためだ。
スタッフのように一日中病院にいることも珍しくない。
この仕事は病院の医師やスタッフと親しくなって信頼と情報を得ることが必要なのだ。
俺と午後から埼玉の病院に行くことになっている牧が俺に気づいて声をかけた。
「前園さん、なかなか戻らないから携帯にかけようかと思っていましたよ」
「ああ、悪い」
謝りながら自席に戻り、自社のカタログと見積書をカバンに入れる。
すると、牧の下についている白石さんが「前園さん、今日は私も埼玉ですか?」と聞いてきた。
うちの部の紅一点である彼女は、女性ながらの視点で気が利いて客先からの評判も上々。