翼の折れた鳥たちは
「それじゃあ、患者さんの担当はリハ部長ってこと?」
「それが、違うらしいのよ」
看護師たちは、さらに声を潜める。
「えっ、星原さん?!大丈夫なの?まだ2年目でしょ?」
大丈夫なのって、私だって不安はいっぱいだ。
「しっ!!声、大きい。聞こえちゃうじゃない」
もう、ばっちり聞こえてしまっている。
やっぱり、部長が担当したほうがいいんじゃないかな……
自分だけじゃなくて、周りからも同じように思われているかと思うと、もう小さくなるしかない。
「看護師長も『担当は星原さんじゃ心配』って言ったみたいよ。だけど、リハ部長が『僕がフォローします』の一点張りだったって」
「へぇ、何か考えでもあるのかしらね」
2人のお喋りは朝礼が終わるまで続いた。
私は、そんな2人の会話ばかりに耳を傾けていた。
「それが、違うらしいのよ」
看護師たちは、さらに声を潜める。
「えっ、星原さん?!大丈夫なの?まだ2年目でしょ?」
大丈夫なのって、私だって不安はいっぱいだ。
「しっ!!声、大きい。聞こえちゃうじゃない」
もう、ばっちり聞こえてしまっている。
やっぱり、部長が担当したほうがいいんじゃないかな……
自分だけじゃなくて、周りからも同じように思われているかと思うと、もう小さくなるしかない。
「看護師長も『担当は星原さんじゃ心配』って言ったみたいよ。だけど、リハ部長が『僕がフォローします』の一点張りだったって」
「へぇ、何か考えでもあるのかしらね」
2人のお喋りは朝礼が終わるまで続いた。
私は、そんな2人の会話ばかりに耳を傾けていた。