翼の折れた鳥たちは
「星原さん!!」
部長が私を呼び止める。
「一人の先輩理学療法士として、上司として、星原さんが理学療法士を選んだことは心から嬉しいと思っている。だけど、屋上で歌わなくなった星原さんはなんだか抜け殻のようだよ」
背中にかけられた言葉に私は思いきり口角を上げて笑顔で振り向く。
「それは、敦也くんが退院したから気が抜けてるっていうか……。とにかく明日からまた気合入れて頑張ります!!心配かけて申し訳ありません」
唄わなくなったせいじゃない。
敦也くんが退院したから、抜け殻になってるだけ。
担当患者は敦也くん一人じゃないんだから、また明日から頑張らなきゃ!!
部長が私を呼び止める。
「一人の先輩理学療法士として、上司として、星原さんが理学療法士を選んだことは心から嬉しいと思っている。だけど、屋上で歌わなくなった星原さんはなんだか抜け殻のようだよ」
背中にかけられた言葉に私は思いきり口角を上げて笑顔で振り向く。
「それは、敦也くんが退院したから気が抜けてるっていうか……。とにかく明日からまた気合入れて頑張ります!!心配かけて申し訳ありません」
唄わなくなったせいじゃない。
敦也くんが退院したから、抜け殻になってるだけ。
担当患者は敦也くん一人じゃないんだから、また明日から頑張らなきゃ!!