盲目のヴァンパイアがいる
無事にイギリスの首都ロンドンに着いた。
「うわー、素敵な街並み!」
「すぐ近くにホテル用意したから行こう、暗くなって来たしな逸れない様に手繋ぐぞ」
「うん」
2人は手を繋ぎ、ホテルへの道を歩いていき、すぐに目的のホテルに着いた。
「ここに座ってまってろ、チェックインしてくる」
「分かった」
若奈は近くのソファーに座り、デイビットを待つ、すると暫くしてデイビットが若奈の元へ戻ってきた。
「カードキー貰ったから行くぞ」
「うん」
若奈はソファーから立ち上がり、デイビットについて行く。
「この部屋だ」
カードキーで扉の鍵を開けて、中に入る2人。
「先に風呂入れ」
「いいの?じゃ遠慮なく!」
若奈はお風呂に入りに行った。
「この窓、…少しなら開くな、ピュー…アビゲイル・ヴィレンツに無事ロンドンには着いたと伝えてくれ」
デイビットは若奈が居ない間に、鳥にアビゲイルへの伝言を言い鳥が飛び立つのを見て窓を閉めた。
それから暫くして若奈はお風呂から出てきたので、デイビットと交代した。
「はー、布団フカフカー!」
若奈はベッドに横になり、ウトウトして暫くして寝息が聞こえてきた。
「若奈あがったぞ…って寝てる」
デイビットはお風呂から出て来て、ベッドに近づき若奈をみる。
「まあいい、俺様も寝よう」
デイビットもベッドに横になり眠りに付いた。
次の日、朝早く起きて朝食を食べ(果物)、ホテルの外に出てロンドンの街を1日中楽しんだ2人、勿論大聖堂などの教会などには入ってはいない、夜にはまたホテルに戻ってきて、お風呂にも入り明日に備えて寝るばかりとなった。
「明日はお迎えの車が此処まで来るんだよね?」
「ああ、今日と同じ時間くらいには起きないといけないから、すぐにでも寝よう」
「分かった、おやすみ!」
「ああ、おやすみ」
2人は一緒に眠りに付いたのだった。
次の日もまた朝早く起きて朝食を食べた(果物)、そしてホテルの外に出ると1台の車が止まっていた。
「もしかしてあの車?」
「ああ、…行くぞ」
2人はその車に近づくと、その車の横に静かに立っていた男の人が車のドアをあけた。
「デイビット様、若奈様お待ちしておりました。どうぞお入りください」
「おう」
「あ、どうも、よろしくお願いします」
2人は開いた所から車の中に入って、男の人はドアを閉めそして運転席に座って車を運転し始めた。
「デイビットどれくらいで着くの?」
「そうだな、大体夕食時くらいには着くんじゃないか?」
「結構距離あるんだね」
若奈は車の窓から外の景色を楽しんでいた。