【冴えない貴方は御曹司!?】番外編も完結しました!
「どうしてですって?祐輔さん。いずれはこの会社を取り仕切る貴方の婚約者として、この会社を見ておきたかったんですの。それに、いつも祐輔さんに朝ごはんを提供して下さる方に、お礼を申し上げないといけませんでしょう?」

逢坂さんの婚約者さんは、私の方に向き直り、更に続けたのです。
「今までありがとうございました。もうお持ち頂かなくて結構ですわ。私がもっと高級な朝食を手配致しますから」

どう返事して良いのか分からずに、そうですか…とだけ言って、私は、婚約者さんの方も逢坂さんの方も見ずに、仕事を再開したのでした。




< 22 / 69 >

この作品をシェア

pagetop