【冴えない貴方は御曹司!?】番外編も完結しました!
カンチガイとカンジチガイ
「えっと、先週末に…逢坂さん綾乃さんとショッピングモールに行ってましたよね」
んん?と少し考えて、「ああ、あのモールの近くにフレンチのランチを食べに行ったんだ、あの時は確か、モールにも立ち寄ったな」
あくまでも白を切るつもりなのですね。
ええいっ、暴いてやるぞと、口を尖らせて文句を言ってしまいましょう。
「だって、あの時逢坂さんは、綾乃さんを抱き寄せて、幸福感に浸っていましたよね」
幸福感に浸っていた逢坂さんは、私の想像の産物ですが。
何を言うと、逢坂さんも反論してきました。
「あの時は、あの人が躓いて転びそうになって、仕方なく抱きとめただけだ」
逢坂さんは言い切りましたよ。
本当?本当に綾乃さんに好意を抱いてなかったんですか?逢坂さん。
「突如として湧いた見合い話で、一瞬諦めた、実は。やはり、政略結婚が俺の運命なのかとな…」
まあ、あれだけの美人だしな、あの人はなと、ニヤつきながら話す逢坂さんの、衝撃的な発言に、やっぱり…と私は、意気消沈してしまいました。
ところで、何故私は、彼の言動に一喜一憂しているのかしらと、不思議に思い始めたのですが、その時、はたと気が付いてしまったのです…、私、逢坂さんのことをス・キなの?ってことに。
んん?と少し考えて、「ああ、あのモールの近くにフレンチのランチを食べに行ったんだ、あの時は確か、モールにも立ち寄ったな」
あくまでも白を切るつもりなのですね。
ええいっ、暴いてやるぞと、口を尖らせて文句を言ってしまいましょう。
「だって、あの時逢坂さんは、綾乃さんを抱き寄せて、幸福感に浸っていましたよね」
幸福感に浸っていた逢坂さんは、私の想像の産物ですが。
何を言うと、逢坂さんも反論してきました。
「あの時は、あの人が躓いて転びそうになって、仕方なく抱きとめただけだ」
逢坂さんは言い切りましたよ。
本当?本当に綾乃さんに好意を抱いてなかったんですか?逢坂さん。
「突如として湧いた見合い話で、一瞬諦めた、実は。やはり、政略結婚が俺の運命なのかとな…」
まあ、あれだけの美人だしな、あの人はなと、ニヤつきながら話す逢坂さんの、衝撃的な発言に、やっぱり…と私は、意気消沈してしまいました。
ところで、何故私は、彼の言動に一喜一憂しているのかしらと、不思議に思い始めたのですが、その時、はたと気が付いてしまったのです…、私、逢坂さんのことをス・キなの?ってことに。