【冴えない貴方は御曹司!?】番外編も完結しました!
「ひと言、言えよ」
そうすれば、オールオッケー!ですって。

やっとのことで、フンフン、そうかそうなんだと腑に落ちまして、好きですって小さく呟いたら、小せえよって抱きしめてくれました。

もう心臓バクバクで、このあとどうなっちゃうんですか…と逢坂さんに聞いてみましたが、
「どうなるんだろうな」
と、私の頭を撫でながらフッと笑っています。

な~んにも知らないお姫様に、いっぱい教えて進ぜようと、満面の笑みで言いました。

フフフフ何だか幸せいっぱいで、私、いつもより余計に笑ってます。

「ところでさ、法務部の各務部長とお前って、親子?」

あっそうだった、私も人のこと嘘つき呼ばわり出来ませんよ。
だって、父が法務部長だって皆に秘密にしていたんですもの。

「お前のところは、親子揃って忠臣だな」
やっぱり家来と思ってるんだ…フフフ、この人にかかれば、み~んなオールオッケーなのでしょうね。

でも、苗字の字が違うじゃね~かと聞かれましたので、一応、入社の時に人事に認めてもらってと言う件(クダリ)の話をしまして、おうそうなのかと納得してくれたようです。

そう言えば、部下の面接って、部長に言ってましたが、大丈夫なのでしょうか、ちょっと心配になりました。

そうしたら、大丈夫だな、未来の社長夫人の面接だからなんて、マジですか?





< 28 / 69 >

この作品をシェア

pagetop