【冴えない貴方は御曹司!?】番外編も完結しました!
女子社員のやっかみで、現在地下倉庫に閉じ込められています。
でもこれはダメでしょう。
昨日までのイタズラは、ほんの可愛いものでした。
例えば、部署内のカップ収納戸棚にあったはずの私のカップが、二つ向こうの部署に置いてあったり、後ろからわざとぶつかってこられたり、本当にほんの小さなものだったので、見て見ぬふりをしていたのです。
しかし、今回はちょっとばかりやり過ぎですし、もし誰も気付かなかったらと考えると怖くもあります。
スマホは置いてきてしまった~。
ああどうしよう。
仕方ないので、鋼鉄製の扉をドンドンドンドン叩いていますが、手でやると痛すぎですから、そこら辺にある固い棒のような物でバシバシと叩くことにしました。
地下倉庫に来る人なんて限られているだろうし、警備員さんの見回りも、確か一日一回で、どうするのよ。
祐輔さんは外出中だったから、私がまさか閉じ込められているとは思ってもいないはずです。
『誰か助けて…』
友梨香がいくら叫んでみても、やっぱり、気付く人は一人もいないようなのです。
『泣きそう…』
いい大人が恥ずかしいのですが!こんな時何にも出来ない自分が情けなくて、涙が頬に伝いました。
その時、ガチャと扉が開いたのです。
そこにいたのは、1,2度仕事で会話をしたことのある、5年上の他部署の女性の先輩でした。
『鏡さん大丈夫だった?』
でもこれはダメでしょう。
昨日までのイタズラは、ほんの可愛いものでした。
例えば、部署内のカップ収納戸棚にあったはずの私のカップが、二つ向こうの部署に置いてあったり、後ろからわざとぶつかってこられたり、本当にほんの小さなものだったので、見て見ぬふりをしていたのです。
しかし、今回はちょっとばかりやり過ぎですし、もし誰も気付かなかったらと考えると怖くもあります。
スマホは置いてきてしまった~。
ああどうしよう。
仕方ないので、鋼鉄製の扉をドンドンドンドン叩いていますが、手でやると痛すぎですから、そこら辺にある固い棒のような物でバシバシと叩くことにしました。
地下倉庫に来る人なんて限られているだろうし、警備員さんの見回りも、確か一日一回で、どうするのよ。
祐輔さんは外出中だったから、私がまさか閉じ込められているとは思ってもいないはずです。
『誰か助けて…』
友梨香がいくら叫んでみても、やっぱり、気付く人は一人もいないようなのです。
『泣きそう…』
いい大人が恥ずかしいのですが!こんな時何にも出来ない自分が情けなくて、涙が頬に伝いました。
その時、ガチャと扉が開いたのです。
そこにいたのは、1,2度仕事で会話をしたことのある、5年上の他部署の女性の先輩でした。
『鏡さん大丈夫だった?』