【冴えない貴方は御曹司!?】番外編も完結しました!
To my dearest darling…
私の告白の返事にOKをもらえたのに、何故だかとても悲しくなりました。
あの人が、私のことなど好きでも何でもないことは百も承知。
そして、橘さんに想いを寄せていたことだって理解しているつもりでしたが、お付き合いしてほんの数日で、あの人の目には私など見えていないことが苦しくて辛くて、暫くは泣いていました。
でも、それでもいいとあの人に告げたのは私ですから、少しでもあの人が元気になってくれるようにと頑張ったつもりだったのですが、やはり偽物の恋人は幸せにはなれないのです。
お付き合い1か月もすると、あの人は徐々に元気を取り戻してきました。
でも、私への愛情など感じられない時間が苦痛になってきていることに気付いてからは、もう一緒にいられない気持ちでいっぱいになって、終わりにしようと告げるつもりでいたのです。
きっと、あの人もそれを感じ取っていたのでしょうね。
『今までありがとう』
そう言ってあの人は背を向けました。
あ~あ、終わっちゃったと、不思議なことに笑顔でサヨナラ出来たのです。
後から考えると、私は相当無理していたのだと思います。
だって、泣き笑いだったんですから…。
そんなこと、あの人は知りません、私が本当は泣いていたことなんか。
あの人が、私のことなど好きでも何でもないことは百も承知。
そして、橘さんに想いを寄せていたことだって理解しているつもりでしたが、お付き合いしてほんの数日で、あの人の目には私など見えていないことが苦しくて辛くて、暫くは泣いていました。
でも、それでもいいとあの人に告げたのは私ですから、少しでもあの人が元気になってくれるようにと頑張ったつもりだったのですが、やはり偽物の恋人は幸せにはなれないのです。
お付き合い1か月もすると、あの人は徐々に元気を取り戻してきました。
でも、私への愛情など感じられない時間が苦痛になってきていることに気付いてからは、もう一緒にいられない気持ちでいっぱいになって、終わりにしようと告げるつもりでいたのです。
きっと、あの人もそれを感じ取っていたのでしょうね。
『今までありがとう』
そう言ってあの人は背を向けました。
あ~あ、終わっちゃったと、不思議なことに笑顔でサヨナラ出来たのです。
後から考えると、私は相当無理していたのだと思います。
だって、泣き笑いだったんですから…。
そんなこと、あの人は知りません、私が本当は泣いていたことなんか。