【冴えない貴方は御曹司!?】番外編も完結しました!
彼女とはちょっと変わった始まりで、何だかむず痒い感じもするけれど、日に日に愛情が蓄積されている気がする。
ある日の昼休みのこと、他部署の男性社員が美咲ちゃん(付き合い出して、呼び方が変わった)を呼び出したんだ。
ちなみに、彼女は俺を浩輔さんと呼ぶんだ、ハハハ。
さて、その不逞の輩が俺に黙って連れ出すとは、何たる無礼者だ!と言いたいけれど、まだ社内外に正式発表されてないから、俺達の結婚が纏まった話は半分内緒みたいなもので、知ってる奴は知っているみたいな感じだ。
でもやっと今週金曜日に行われる定例記者発表で、ついでに報告する手筈となってるんだが…待ち遠しいよ、発表が。
だってさ、俺の婚約者だって社内外で周知されたら、何処の馬の骨だか分からん男に、かっ攫われる心配もないからな。
こんな考えをしている自分に、実は相当驚いている。
以前は、橘さん橘さんだったのにな。
まあ、今でも少しだけ、俺が橘さんの相手だったらと思わなくもないが…、これは墓場まで持って行くべき秘密だな。
俺は美咲ちゃんと絶対に幸せになってやるんだと、そして、絶対に会社を立派に引き継いでやると決めたんだ。
その30年程後に、大好きだった橘さんの娘を、自分の息子が嫁にもらうなどとは、思いも寄らないことだった。
ある日の昼休みのこと、他部署の男性社員が美咲ちゃん(付き合い出して、呼び方が変わった)を呼び出したんだ。
ちなみに、彼女は俺を浩輔さんと呼ぶんだ、ハハハ。
さて、その不逞の輩が俺に黙って連れ出すとは、何たる無礼者だ!と言いたいけれど、まだ社内外に正式発表されてないから、俺達の結婚が纏まった話は半分内緒みたいなもので、知ってる奴は知っているみたいな感じだ。
でもやっと今週金曜日に行われる定例記者発表で、ついでに報告する手筈となってるんだが…待ち遠しいよ、発表が。
だってさ、俺の婚約者だって社内外で周知されたら、何処の馬の骨だか分からん男に、かっ攫われる心配もないからな。
こんな考えをしている自分に、実は相当驚いている。
以前は、橘さん橘さんだったのにな。
まあ、今でも少しだけ、俺が橘さんの相手だったらと思わなくもないが…、これは墓場まで持って行くべき秘密だな。
俺は美咲ちゃんと絶対に幸せになってやるんだと、そして、絶対に会社を立派に引き継いでやると決めたんだ。
その30年程後に、大好きだった橘さんの娘を、自分の息子が嫁にもらうなどとは、思いも寄らないことだった。