【冴えない貴方は御曹司！？】番外編も完結しました！
話は戻りますが、漸く地元に帰れた時には、家族全員喜びに沸きました。

ちなみに私の地元は、東海地方の主要都市で、大いなる田舎と揶揄されている大都市です。

転勤は3年となりましたが、本当に長い長い3年間でした。

父と兄を首都に残し、日本第3の都市に帰ることも
考えましたが、やはり家族は一緒がイイと、皆で協力し合って過ごしました。

その甲斐あって、やっと地元に戻れた時、以前から入りたかった、大学までエスカレーターの地元にある女子校に入学出来たのです。

そこには、小学校まで一緒だった仲間が結構入っていて、その子達に再会した時には、涙を流して喜んでしまった程です。

やっぱり、地元が性に合っているのだと、実感しきり。

あ、そう言えば、兄は首都の生活が気に入り、そのまま残って大学に行き、その生活を満喫していたようです。

今では、大学で出会った綺麗な彼女との結婚を控えているのですが、地元に戻る気はないらしく、多分ずっと首都暮らしをするのでしょう。

それから弟ですが、引っ越した時にはあんなに小さくて可愛かったあの子が、翌年はもう中学生だなんて、信じられませんでした。

その彼も、今では地元の大学生になりました｡

今思うと、何もかも懐かしい思い出です。

当時の写真を見ると、父も母もとっても若くて素敵だったみたいです。

未だにラブラブですが、娘としては複雑なのですがね。

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