【冴えない貴方は御曹司!?】番外編も完結しました!
その後、1年は妊娠の兆しもなく、夫の祐輔さんの第2秘書と言う名のお世話係を続けていました。

そしてある日の3時のお茶の時間、今日は取引先の社長さんからフォンダンショコラを頂いたので、ちょっとだけレンチンして、エスプレッソマシンで淹れた濃~いのをカップに注いでいたその時、突然、何とも言えない気持ち悪さが込み上げてきたのです。

『うううう気持ち悪う~』

あまりにも戻るのが遅い私を心配した祐輔さんがお茶場まで探しにやって来て、私が気分が悪そうにしているので、物凄く焦っています。

『おい、友梨香大丈夫か?またたらふくつまみ食いしたんだろう!』

もう本当に酷い人ねと怒る余裕もない私は、お茶を一緒にできませんと伝えるや否や、吐き気がして化粧室に駆け込みました。

暫くして気付いたことがあるのですが、そう言えばね、今月は月のものが…と、指で勘定して考えてみました。

もしかしたら、ですが…フフフフそうなのかしらん!

運転手さんに、帰りにドラッグストアに寄ってもらいましょう。

私、祐輔さんの反応が気になります。

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