シ者-nagisa-

~颯side~


至は一体、何を
考えているのだろうか。

僕が最も苦手とする
派手な女の人達とランチを
共にするだなんて。

僕に微笑みかける
彼女の事を知らない訳ではない。

嫌でも彼女の名前は耳にするし
周りがあまりにも騒ぐから
彼女の事を僕は覚えてしまっていた。
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