シ者-nagisa-

隣の人と顔を見合わせたり
興味なんてないというように
自分のデスクに戻ったりと
周りの人達の反応は芳しくなかった。

私に正義感なんてものはない。
責任感も誰かを助けたいという
気持ちも、ほとんどないけど
私は勇気を振り絞って手を挙げた。

部長「白咲さん、どうした?」

部長は鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして
私にどうした?なんて聞き返す。

渚「私に担当させて下さい。」
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