シ者-nagisa-

颯「僕なんか...そんな大それた事が
出来る人ではないんです。
夢は諦めました。
その程度の気持ちだからきっと
うまくいかなかったんですね。」

渚「そうだったんだ。」

颯「何でもいい。本に関われる
仕事をってそう思ったけど
どこの出版社にも就職できなくて。
覇気のない、地味な僕じゃダメでした。
‥でも、今は広告の仕事に
携われてよかったと思ってます。」

渚「もう本は書かないの?
読んでみたいな、マッシュくんの物語。
きっと優しい話なんだろうね。」

ほら、やっぱり白咲さんは
僕の夢を笑わない。
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