シ者-nagisa-

自分で言うのも何だけど
僕はこの仕事に向いていると思う。

頭を下げる事にプライドなんてものは
これっぽっちもないし
何故だか、取引先の人達からの
評判も悪くはなかった。

頭の中から白咲さんの事が
消える事はなかったけど
こんな平凡な日常に戻れるように
努力しようと思った。
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