シ者-nagisa-

マッシュくんと2人で飲みに行った
あの日、またマッシュくんの
心が私から離れてしまったような
気がしていたから。

それでも、お祝いしようと
きっと忙しいんだと私を
元気づけてくれる愛美には
そんな顔を見せたくなかった。

終業時間のチャイムが鳴り
続々と社員の人達が帰って行く。
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