シ者-nagisa-
似た者同士。
~渚side~
あの日からマッシュくんは
目も合わせてくれなくなった。
廊下ですれ違っても
私の方はもちろん見てくれなくて
挨拶もしてくれなくなった。
それが今まで通りなのかもしれない。
きっと、あの日、愛美にランチに
誘われなければ相席しなければ
私とマッシュくんは話す事もなかった。
ため息をつきながら部へ戻ると
何やら騒然としていた。