シ者-nagisa-

僕は間違えてしまった。
彼女が僕を呼び止めるとは
到底思えない。
彼女はきっと僕の事なんて
覚えてないのだから。

さっきの男は彼女の
恋人だったのかもしれない。
なんとなくそう思って
僕は咄嗟に目を逸らした。

渚「待って。マッシュくん。
また私の事、無視する気?」

‥マッシュくん?

颯「え?」
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