シ者-nagisa-

颯「白咲さん、大丈夫ですか?」

渚「触らないで!」

拒絶された事が悲しかった訳じゃない。

そこにいる白咲さんが僕の知ってる
白咲さんじゃなくて悲しかった。

いや違う。震え続ける白咲さんに
僕のしてあげられる事が何もなくて
すごく悲しかった。
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