シ者-nagisa-

渚「だったら、私が取り返す。」

颯「どうしてあなたが
そんな事するんですか?」

渚「私ね、田辺と何度か
食事に行ってるの。
その時のお金がもしかすると
マッシュくん‥じゃなかった。
唯川くんのものかもしれないと
思うと私も気分悪いから。」

そうだとしても、やっぱり
彼女がそんな事を気にする
必要なんてない。

それでも、至同様に人から
好かれる人間は優しい人
なのかもしれないと思った。
だって彼女は僕なんかのために
お金を取り返すとまで
言ってくれたのだから。
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