シ者-nagisa-

愛美はそう言いながら泣いていた。

愛美「あーあ。先輩には
幸せになって欲しいなあ。
ねぇ、至くん。本当に
唯川さんと連絡取れないの?」

至「ああ。番号も変わってるし
どこで何やってるのかも分からねぇ。
この街にいるかも日本にいるかも
何も分からないんだよ。」

愛美「じゃあ、私たちは
ただ先輩の幸せを願う事しか
出来ないんだね。」

至「ああ。」
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