シ者-nagisa-

あのメロディーが聞きたくて
笑顔の母親に会いたくて...
僕はいつも目を閉じてしまうんだ。
母親が好きだったその曲を
無性に聞きたくなった。

颯「あの‥すみません。
ピアノ借りてもいいですか?」

マスター「ええ。どうぞ。」

久しぶりに触れる鍵盤の感覚。
僕はピアノが得意な訳ではない。
だけど、この曲だけは
必死になって練習した。
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